マイナンバー流出で一生涯被害を受け続けることも

マイナンバーは個人情報

行政の書類や所得関係や会社関係の書類など、多くの情報を1つにまとめて管理できるようにしたのが、マイナンバーです。
それぞれの書類を、この数字と結びつけることによって、管理をしやすくするために、発行され整備された制度です。

ただマイナンバーは、日本では初めて行われた制度であり、その重要性を理解していない人が多いです。
発行後は、個人それぞれにナンバーを割り当てられますが、インターネットでこの数字を公開する人が続出し、制度管理元の行政委員会が注意喚起しています。
インターネットは世界中の人が自由に見られる制度なので、安易に数字を公開してはならず、誰が見て悪用しようと企んでいるかわかりません。

銀行の口座情報などもナンバーと一元化されるので、第三者に知られると悪用される危険があります。
実際に、マイナンバーを狙い、高齢者が詐欺にあって、数千万円を取られた事件も発生しています。

ただ現在は制度が始まったばかりなので、それほど被害は多くはないです。
重要な書類との関係も、承認がないとナンバーを見られないようになっており、厳重に管理されています。
しかし将来的には、多くの書類や重要な情報と紐付けられるので、大きな被害に遭う危険もあります。
場合によっては、なりすましをして、あなたの人生を乗っ取られる危険もあるのです。

無闇に公開しない

マイナンバーは、配布されたら、どこかに保管し自分で厳重に管理するようにします。
また誰かに、ナンバーを教えてくださいと言われても、安易に教えるようなことはしないようにします。
さらには、マイナンバーが変わったので、古いナンバーを教えてください、などの詐欺もあります。

一度発行されたナンバーは変わることはなく、また他人が使うことも出来ません。
マイナンバー詐欺の事例としては、以下のようなことがあります。

・流出したので、登録抹消のためにお金がかかる
・登録手続きが必要なので、登録料を支払え
・ナンバーのセキュリティを高めるので、お金を払え
・制度が始まるとタンス貯金が税務署に知られるので、金に変えた方がよい

このような内容の詐欺が起こっています。
マイナンバーを使って、お金をだまし取ろうという手口も横行しており、不審な相手や電話は無視するようにしましょう。
しつこいようであれば、警察に連絡するなどの対応をした方が良いでしょう。

一度交付された数字は、容易には変更できず、第三者に不正利用される疑いのある場合にのみ変更可能です。
変更の場合は、まずは一時停止の連絡を行い、警察へ紛失届けを出し、最後に役所から再発行してもらいます。
まずは、関係機関のJ-LISというところに連絡しましょう。

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