金融機関のモラルが問われる
りそな銀行で働いていた行員が芸能人の来店情報を漏洩したという事件がありました。
それは、りそな銀行に関ジャニ∞の大倉忠義さんが来店した際に、
そのことを行員が娘に話したのです。
それだけならばそれほど大きな問題とならなかったでしょうが、
なんと住所をはじめ詳しい個人情報まで伝えていたのです。
娘は大倉さんが来店したことをツイッター上で暴露しました。
過去には、他にもさまざまな芸能人の情報を漏洩していたことが判明しています。
金融機関としてはあってはいけない事件です。
りそな銀行の方ではきちんとした対応をすることを発表しています。
どのような処分が下されるのかはまだ分かっていません。
このような事件を起こした行員は最悪の場合は逮捕される可能性もあります。
りそな銀行側から損害請求をされる可能性もあるでしょう。
その罪はかなり重いのです。
娘の方がツイッターのアカウントを以降して、現在は鍵付きの状態となっています。
ツイートを見る限りではまったく反省の色を示していないようです。
芸能人だからといって個人情報が漏洩されていいわけはありません。
ツイッター上で店員が芸能人が来店したことを暴露するケースはたくさんあるのですが、
それらはとても重い罪となります。
そのお店の信用を失わせる原因となるからです。
個人情報管理は難しい
現在、企業は個人情報の管理に頭を悩ませています。
たとえば、ウイルスが原因となってデータベースから個人情報が流出するようなケースであれば対処はできます。
最悪の場合はデータベースにネットからアクセスできないようにすればいいからです。
あるいはさまざまなウイルス対策ソフトが出ているため、それによってガードすることもできるでしょう。
問題は実際に働いている人達から個人情報が流出する可能性です。
窓口で書類の扱いをしているようなスタッフであれば、
簡単に他人の住所を知ることができるのです。
そうなると、たとえばお客さんの中で気になった人の住所や電話番号を調べて、
それを悪用するケースも出てくるでしょう。
実際にそのような事件は過去にもたくさんあります。
これを防ぐためには、社員の倫理観を高めて、
個人情報の扱いの重大性を認識させるしかないでしょう。
最近は窓口業務を派遣社員に任せるケースが多くなっているのですが、
これだと信用できない人間が個人情報を扱うケースが増えてしまいます。
このように企業にとってはどのようにすれば個人情報の漏洩を防ぐことができるのか苦慮しているのです。
これからもこのような事件が日本中でたくさん起きるでしょう。
セキュリティ対策をきちんと行い、個人情報の漏洩を未然に防ぐ有効な手段を企業は考えださなければいけません。
そうしないとあなたの個人情報が危険にさらされるかもしれないのです。