悲惨な事件から見る「防犯カメラ」の重要性
皆さんは、就活女子大生が起こした乳児殺害遺棄事件について覚えていらっしゃいますか。
事件の内容を抜粋すると
事件は2019年11月3日。北井被告は実家のある神戸から、就職面接を受けるため東京へ向かう機内で産気づいた。羽田空港に到着すると、多目的トイレに駆け込み、女児を出産。その場で赤ちゃんの口にトイレットペーパーを詰めるなどして殺害した。出産してから殺害するまで、わずか43分間の出来事だった。
引用:就活女子大生、乳児殺害遺棄に懲役5年 法廷で明かされた“ジャニーズオタク”と“性の悩み” | デイリー新潮
とてもショッキングなこの事件。命の尊さ、命の尊厳、道徳、倫理と周囲の協力や環境の問題さらに精神疾患と社会福祉の取り組み方などなど、数々の問題が渦巻いている事件ではないかと考えられます。
防犯カメラが事件解明のキー
さて、この事件でに注目されたのが「防犯カメラ」の存在です。
この事件は2019年11月3日に起きました。事件の終息に至るまで1年の歳月がかかりました。
事件解明のプロセスには、防犯カメラのリレー捜査が行われ、容疑者の足取りを追い、身元を特定、そして逮捕まで行きつくことができたのです。
防犯カメラの録画の中に、紙袋を持って公園内に何度も出入りする被告の姿が映っていたことが発端になりました。さまざまな施設に設置してある防犯カメラを辿った解析をとおした「リレー捜査」でついに容疑者の身元を特定して逮捕に至ったそうです。
まさに事件発覚から約1年をかけて大掛かりな捜査でした。
殺害した直後の女性の足取りは、とても想像を絶するものでした。
遺体を持ったままカフェに入り、アップルパイとチョコレートスムージーを頼み、写真まで撮っていたというものです。
カフェは翌日に控えていた航空関連会社の面接試験のために下調べのために出かけたのか、空港内のカフェでした。
その後取り調べにより犯行動機や、家庭環境、犯罪心理などたまたまさまざまな施設の防犯カメラが犯人の姿をとられていたからこそが解明されたことがあったのだと思います。
その足取りがわかり、そこから見て取れる行動で、犯罪心理までひも解いてゆくことができたのです。
各国の防犯カメラの設置状況
そこで、防犯カメラの設置台数について調べてみると、日本では日本は39.5台。
これを人口比率(1,000人当たりの設置台数)で比較すると
- アメリカ152.8台
- イギリス75.2台
- ドイツ62.7台
まだまだ日本の設置数は少ないことがわかります。
参照:全国監視カメラだらけ?どれくらい多いか調べてみました。│DMJメディア セキュリティマガジン
今後はこうした事件を防止するためにも、もっと多くの防犯カメラをつけることが望まれます。
シェアハウスにおいても防犯カメラのある物件を選びましょう
犯罪を発生させない抑止力を高めるためにも保育園、幼稚園、学校、塾等、子どもが集う施設への防犯カメラ設置はもとより、通学路や遊び場なども早急に普及されることが望まれます。
また、大学生が一人暮らしを始めるにあたって、防犯カメラなどのセキュリティー設備が充実した物件を選ぶ必要があります。
ただし、そうした住居は高額でなかなか経済的に難しいところかもしれません。そのような時は学生マンションがおすすめです。
学生マンションなら、防犯カメラやオートロックなどで学生以外の部外者の進入を管理することができます。さらに費用も、学生に合わせた費用でとてもリーズナブルですし、2人以上で住むことできるシェアハウスの物件も探すことができます。また、学生マンションは都心部にしかないと思われるかもしれませんが、地方の大学の周辺にも点在しているので進学する大学周辺の学生マンションをチェックして見るとよいでしょう。
- 東京大学(本郷キャンパス)のための学生マンション
- 大阪大学(豊中キャンパス)のための学生マンション
- 広島大学(東広島キャンパス)のための学生マンション
- 富山大学(五福キャンパス)生のための学生マンション
カメラだけに頼らない自身でできる身近な防犯対策
マンションの防犯対策として、防犯カメラの設置だけではなく、個別でできる心理的に空き巣などが入りづらいような環境をつくるという方法があります。
マンションに限らず、どのようなケースの防犯対策にも共通したことですが、泥棒や空き巣に狙われやすい家というのは、あまり手入れが行き届いていなかったり、家の周りが掃除されていない、あれているなどの特徴があると言われています。
徹底的に掃除
きちんと手入れされた玄関先や庭をもつ家というのは、空き巣や泥棒にとっても入りづらいもの。
つまり、そのような入りづらい雰囲気をつくっておくだけでも、防犯対策として大きな効果があるのです。防犯対策としての玄関の手入れとしては、まずは徹底的にきれいに掃除をするところから始めるのがいいのではないでしょうか?
例えば、玄関のドアというのは、通常、なかなか掃除をしないものです。しかし、毎日外気と接しているドアというのはかなり汚れやすい場所。しかもドアノブなどは、直接手が触れることによっても、どんどん汚れていきます。
これだけの場所であるにもかかわらず、めったに掃除をしないというのは少々問題ですよね。まずは、このドアをぴかぴかにするところからはじめてみてはいかがでしょうか?
ドアをふき終わったら今度は、ドアノブやインターフォン、新聞受けといった細かい部分をキレイに拭き上げていきます。
とくに金属の部分というのは、光沢があるかどうかでずいぶんとイメージが違いますから、キレイに光るまで磨くことがかんじんですよ。
また、来客がまず目にするインターフォンも、手入れを怠ってはなりません。とくに、押しボタンの部分の汚れや、モニター用のレンズの曇りはとても目立ちますから、注意深く掃除する必要があるでしょう。
飾り物を飾る
そして、掃除が終わったらそこに、季節の小物やリースなどを飾りつけてみましょう。玄関の印象は防犯にも役立ちます。
玄関のドアは鉄が使われていることが多いので、マグネットのついたフックを貼り付ければ、
そこに簡単に装飾品をかけることができます。
これだけで、玄関の印象は見違えるように変化するもの。これが防犯にも役立つのです。
犯罪のない社会へ
こうした、防犯対策が敷かれている社会を形成していくことは必要不可欠なことと納得はしています。しかし、もうこんな事件が起きないことを祈りたいですね。
本当に痛ましく、悲しい事件。
こういう事件を防ぐためには防犯対策面以外からもどうしたらいいのか、もっと掘り下げて考えて行くような必要があるのです。
亡くなった赤ちゃんへの無念さはいかばかりか、本当に言葉もありません。