スマホの認証を目で行う!?
スマホのロック機能については暗証番号の入力や指紋認証が一般的ですが、
富士通が最近目で認証を行う「虹彩認証」システムを搭載したスマホを展開しています。
目の「虹彩」とは、黒目の外側にある瞳孔の周りの部分のこと。
虹彩認証では、この虹彩のシワを記憶し認証するのだそうですが、
虹彩は同じ人物でも左右で違いがあるため、スマホで虹彩認証を使用する際には注意が必要です。
ちなみに指紋認証の場合、
スマホの利用者でない第三者の指紋を本人のものと認識してしまう可能性は10万分の1だといわれています。
しかし虹彩認証では、ご認識の確率はなんと120万分の1とのことで、
指紋認証よりもはるかに高いセキュリティの確保が可能です。
虹彩認証の利用方法
虹彩認証を利用するための虹彩の登録については、
各スマホの機種によって異なりますが、ある機種では虹彩認証用に設置しているカメラを使用して、
虹彩の登録を行います。
登録時は、カメラをずっと見つめていないといけないのである程度の時間や手間はかかるものの、
指紋認証の利用登録と比べるとかなりスムーズに登録作業が完了します。
ちなみに太陽光の強い屋外では認証登録がしにくいため、登録時は室内で行うのが望ましいようです。
また、カラコンやディファインのような黒目を大きく見せるコンタクトを使用している場合、
虹彩の認識がしにくいため登録することができません。
また認証後にそれらのアイテムを使用していた場合、
認証できないのでこちらも注意が必要です。
登録が完了したら、利用時には認証用のカメラを見つめることで認証でき、
ロックが解除されます。
指紋認証の場合は認証制度が高いためなかなか認識できないことがありますが、
虹彩認証では認証のたびに認証機能が学習するため、使うほど認証しやすくなるのだそうです。
使うたびに認証がスムーズになるのは助かりますね。
虹彩認証のメリットとデメリット
虹彩認証のメリットは、前述したように指紋認証と比べてセキュリティ性が格段に高くなることや、
認証時に認証しやすいことなどが挙げられます。
これまで指紋認証がスムーズに行われずにイライラしていた人にとっては、
虹彩認証はとても画期的だといえるでしょう。
デメリットについては、致命的なデメリットはありませんが、
カラコンやメガネなど、目のおしゃれを楽しみたい人は虹彩認証が利用できない場合がある点がデメリットだといえます。
ただ、指紋認証も同様ですが、高確認証の場合も暗証番号でのロック機能と併用することができるため、
裸眼でない時には暗証番号でロックを解除するといった形で使い分ければ、そこまで不便性は感じずに済みそうです。