スマホのロックを指紋で解除
スマホのセキュリティのひとつとして、ロック機能があります。
これまでは多くのスマホで暗証番号を設定してロックや解除を行っていましたが、
暗証番号だと推測されて解除されてしまう危険性があることや、
毎回入力する手間などがネックになっていました。
そこで開発されたのが指紋認証です。
指紋は誰一人として同じものを持っている人がいないため、
高いセキュリティが保たれる上に、触れるだけでロックを解除することができるのでとても効率的です。
現在は多くのスマホで指紋認証を導入しており、
ユーザーも快適に使用しています。
指紋認証の利用方法
まずはスマホに自分の指紋を登録します。
何度か指紋を登録してスマホに記憶させるのですが、
この時登録する指紋はどの指のものでもかまいません。
ポケットやバッグから取り出した際に触れやすい指を登録するとよいでしょう。
指紋登録が完了したら、指紋認証の認証を開始できます。
認証する部分に登録した指を当てると、
スマホ側は指紋をデータ化し、登録した指紋と一致しているかをチェックします。
登録した指紋と一致したら、認証されてスマホのロックが解除されるという仕組みです。
指紋認証のメリットとデメリット
指紋認証のメリットは、前述した通り暗証番号を入力する手間が省けることや、
セキュリティ性が向上するといった点が挙げられます。
暗証番号の場合、登録した番号を失念してしまうケースが多く、
思い出せない場合は利用しているキャリアに本人確認書類を持参して解除してもらわなければならないなど、
もしもの時にも手間がかかってしまうので、こうした手間が省けることは大きなメリットであるといえるでしょう。
指紋認証のデメリットは、スマホの指紋認証精度が高すぎるため、
登録した状態と少しでも異なると認証されにくいという点です。
手が少し濡れているだけでも認証されにくいですし、
通常通り触れていてもなかなか認証されないことがあります。
暗証番号であれば、入力すれば確実にロックが解除されますので、
急いでいる時になかなか指紋認証されないとイライラしてしまうこともありそうです。
そのほか、指紋認証も100%安全ではないという点もデメリットだといえそうです。
例えば家族など身近な人間がこっそり自分のスマホに自分の指紋を登録していた場合、
本人以外でも認証でき、ロックを解除されてスマホを見られてしまうという可能性があります。
暗証番号の場合は変更したいときにすぐ変更できますが、指紋認証は変更できない上に、
「指紋認証だから大丈夫だろう」と誰かが別の登録をしていることに気づきにくいのもデメリットだといえるのではないでしょうか。