さまざまなセキュリティ用語

セキュリティ対策をしていくためには、まず基礎的な知識としてセキュリティに関する用語を理解しておく必要があります。

用語をきちんと理解しておくと、テレビや新聞などで伝えられるネット関連のニュースを的確に理解することができますし、その重大さや自分たちに関連してくる可能性をいちはやく理解することができます。
日本は諸外国に比べてネット上でのセキュリティ面の意識が低く、ほとんどザル状態で重要な業務を行っているという企業もかなり多数あります。
セキュリティ担当者ばかりでなく、ネット接続されるパソコンを使用するすべての人が意識の高い使用方法をしていくことが求められます。

セキュリティに関連する用語について、以下によく聞かれるものをまとめていきます。

マルウェア

パソコンにインストールされることで、情報の漏洩や内部データの破壊など、使用者の意図しない不都合な活動をするソフトのこと。

ウイルス

マルウェアの中でも、感染をすることで他のパソコンにも被害を広げてゆく機能があるもの。

スパイウェア

マルウェア・ウイルスの中で、パソコン内にある情報を盗み出す機能があるもの。

この3つの用語はお互いに重複する部分のあるもので、時々混同して扱われることもあります。
良くないソフト=ウイルスという認識がありますが、感染を広げる力がないものでも、外部からの接続によりいつの間にかマルウェアをインストールされていることもあります。

スパイウェアは、内部データを勝手に閲覧したり、そのパソコンに入力されたキーのログを盗み出したりする力があるものなどがあります。
企業機密や軍事機密などがスパイウェアによって盗み出され、国際的な問題になることもしょっちゅうあるので、常に情報漏えいに対しては厳しくチェックしていく必要があります。

スパイウェア

既存のマルウェアがインストールされているかをチェックして、隔離や削除を行ってくれるソフトのこと。
定期的に更新を行うことで、世界的な規模で感染が確認されているマルウェアについて、リアルタイムでチェックをすることができます。
そのため、購入してインストールしただけでは、購入時より過去のマルウェアしか検知することができません。
また、新しく感染力の強いマルウェア・ウイルスが登場したときには、一時的に更新が間に合わずに感染してしまうという可能性もあります。

アンチウイルスソフトを入れただけで安心するのではなく、常にパソコンの動向に気を配り異常がないか、確認していきましょう。

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